Dr.ミーヤンの下手っぴぃ釣り紀行

STAP細胞論文の撤回の準備が進んでいるそうな。

　　　　　　　　　　　そりゃ、当たり前でしょ


ずさんなんて言葉が生やさしいくらいの体たらくですから。

ずさんなのは、それを見抜けなかった理研とネイチャーの審査担当者でしょう。

でも、理研とネイチャーを擁護するつもりはありませんが、科学研究の世界は基本的
に研究者の“性善説"に根ざしているんです。

その道の第一人者であれば、研究結果を操作して、それを隠匿することなんて簡単
なんですよ。しかも、それを指摘しようたって、外部の人間より、第一人者の方がその
世界に詳しいので、故意に操作したかどうかなんて指摘して論破することは非常に
困難です。

それが故に、科学研究に携わる者の常識として、結果を操作するなんて絶対にあって
はならないことなんですよ。

でも、今回に限っては簡単に指摘されたでしょ。本当に悪知恵が働く研究者なら、あんな
それこそずさんな騙し方なんてしないでしょう。

博士論文時の写真を流用するにしても、その当時、あの写真だけではなく複数の写真を
撮影したはずなので、微妙に違う写真が多数存在したはず。
それを使っていると、“よく似ているけれど違う細胞です”　なんて言い訳されたら、それ以上
突っ込んで調査できないですよね。
いつ撮影された写真かだなんて特定するのは至難の業。犯罪者じゃあるまいし。


野依理事長の「似たようなことが起こっているのであれば、時代のなせる業、カルチャー
が変わったなと非常に心配している」といったことはまともな（普通の）研究者なら誰もが
感じた率直なことではないでしょうか。


初めて小保方氏がTVに登場したときは目を疑いました。率直に言って、

　　　　　　　　　　　　　“この人は勘違いしている”

と感じましたね。


研究所での格好一つでもあり得ない。なぜなら、前髪を目の前まで垂らして、付け睫毛の
まま顕微鏡をのぞき込んだり、長髪を後に束ねることもなく前に垂らしながら、細胞培養の
実験をするなんて考えられない。
細胞培養の時に一番問題になるのが、“コンタミネーション”、つまり、異物やあってはなら
ないものが混入することです。
前髪を垂らしたり、長髪をそのままにするなんて、研究者ではありませんね。

マスコミ用の格好だったとしても、やはり頂けませんよ、これは．．．　TVタレントじゃないん
だから。



さて、この小保方氏、これからいろいろな問題に直面することになるでしょうね。

まずは博士論文の盗用疑惑。これが本当なら、博士剥奪。大学院卒業取り消し。

疑惑は大学の卒業論文にも及ぶでしょうね。もし、同じ事をしていたら、大学卒業取り消し。
除籍処分ですから、学歴は高卒ということに。

支払う代償は大きいですよ、ほんと